海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

インプットの選択

耐え忍び悩む日々がとにかく続いていた。

いや、正確には、今もそれなりに続いている。

 

私として困っていたのは「インプット先がガクッと減ったこと」である

今日はあの場所に出かけよう。それがダメならあれをしに見に行こう。それでもダメなら……。

こういった選択肢がほぼほぼ許されなかった。そんな状態が長く続いていたのだ。

そんな中でも「オンライン」で放たれ届いていくものはあった。アーティストやタレントの中にはライブ配信をこまめに行う人がいたり、今度はその配信番組が重なりすぎてどれを見ようか、なんてこともあった。うーん新たなる贅沢

新たなる悩み。

あとそれから、意外と救いとなったのが「読書」であった。今回じっくり向き合ったのがこちら。

 

 

 

自分の中に毒を持て<新装版>

自分の中に毒を持て<新装版>

 

 

ベクトルは違えど、あの「嫌われる勇気」を読み終えたあとと似た感覚を覚えた。

読書してるというより対話しているような気分だった。

 

 

 

読書は面白い。紙をめくると、著者のあり方や著者そのものと対面しているような気持ちになる。読み進めながら「はぁなるほどね」と感心したり「いやそれは……」とひとりでツッコんでみたり。人と話す機会が減ったなら音読してみればいい。おお、意外といろんな楽しみ方ができるぞ、本。