海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

戦う交通安全のススメ

 

激走戦隊カーレンジャーが面白い!

YouTube東映公式で毎週2話分放送してるから見てください!

 

まとめちゃうとこうなるんだけどじゃあなんでこんなに人にすすめたくなるくらいハマってるのかをもうちょっと書いていきます。

これを書いている現在では9.10話が配信されており、巨大ロボも登場してます。

※リンクを貼りたいのですが期間を終えると非公開になるので、まず作品名を入れて検索するのがおすすめです。

 

ざっくりまとめるとこの4つです

  • 脚本がとてもウマい
  • 一般市民の成長物語
  • とにかく車がいっぱい出る
  • 今では絶対できないアレコレ

 

 

 

脚本がとてもウマい

とにかく話の構成がよくできてるというか引きつけ方がすごいんです。

 

私がカーレンジャーのことを知ったのはたぶんゴーカイジャーというレジェンド出演祭り戦隊だったかなと。その時インターネット上のオタクたちはこぞってカーレンジャーをカオスとかギャグとか言ってて、どちらも好きな私はなんとなく気になっていて、それで公式からついにきたと思ってみたらとんでもない、

カオスはたしかにあるけどそもそも

1話1話の構成がよくできてる!

調べてみるとメイン脚本は長いことアニメ忍たまボーボボに関わってたり、お弟子さんたちの中には銀魂のメイン脚本やってる人やあのニンニンジャーやジオウのメイン脚本の人もいたりで、なんかこの時点で納得したよね、何か。(めちゃくちゃ褒めてます)

お話ってやっぱり谷と山、光と影、虚偽と現実とかそういう対立や差異の表現で作品の面白さが出てくると私は思ってるんですが、それをしっかり描きながらもなんでそれ?みたいな癖の強いコメディがちょくちょく出る。

代表的なのは怪人巨大化ツールの芋羊羹ですね。

他にもいっぱいあるんですがあげたらキリがないので皆さんその目で見て確認してください。

 


戦士はあくまで一般市民

先述した謎コメディはやりすぎると飽きちゃって途端に話についていけなくなるんですがそこに戦士の成長物語という根本がちゃんとあるので、この作品ではコメディ要素というファンタジー部分と成長物語という現実の絶妙なバランスで成り立っています。

 

戦士となる5人は自動車会社で働く一般市民。それぞれ仕事や得意分野など違いはあるものの突出した激ヤバな才能があるわけでもない。

なので、戦士になったきっかけも自らの意思ではなく、宇宙からやってきた(ちゃっかりしっかり賢いボーイ)ダップに無理やり巻き込ま……お願いされて、なんですよね。それでいいのか……(面白いからいいです)

とはいえ一般市民なのであるときは変身ブレスをなくしちゃうし、喧嘩もするし、仕事に嫌気がさしたり、そういう些細なことがいつもなんかしら起きている。むしろそれがきっかけで大ごとになってしまうのもある。怖いねー。

そんな彼らも、戦う中でこうしていこうと見出したり仲直りする姿ってなんか励まされるんですよね。たぶん大人や大きいお友達は「あぁ……」としみじみ見ちゃうと思います。

この一般市民という軸もとい共感要素はカーレンジャーには絶対欠かせない、評価されるべきはコメディだけでなくこの部分もだと確信しています。


とにかく車がいっぱい出る

これも外せませんね。

戦士それぞれ1台あるし、移動したり怪人の前に駆けつけるとき現時点では車に乗って現れたりします。なんて華やか。

合体ロボットの元も車。敵怪人も車持ってます。どうやらゾンネットちゃんも車もってますね。怪人側はデコレーション具合がすごい。

そしてそんな車たちが公道を走る走る。

10話に至ってはチャリの暴走族怪人と車に乗ったカーレンジャーが追いかけるんですが背景はもろ民家だらけ。よく撮影できたなーとびっくり。そのぶん臨場感は半端ないです。


今では絶対できないアレコレ

先述した車のシーンはまさにこれだろうと感じますが他にもあります。ゾンネットちゃんの……ゲホンウホン!

まずビンタ、グーパン描写あります。変身後じゃないやつで。ダップがとあるメンバーにビンタしたときは素でびっくりした。というよりもむしろ「このシーンに驚くということは、今作られてるものは考えた上に選んだ中で表現してるものなんだなー」としみじみ。あれですね、別作品ですがあのクレヨンしんちゃんでの昔と今における表現の違いみたいなもんです。

他にも今なら明らかにほにゃららハラスメントだと言っていいものもあります。それだけ時間が経ってものの見方が変わったのだと思います。

 

 

そんなわけでバーっと語りましたがカーレンジャーは本当に面白いですよ!戦隊の中で王道かと言われたら返事にちょっと間が開くかもしれませんが非常に濃い世界観と構成はいろんな人を夢中にしてくれるだろうと答えられますね。

連日の情勢やニュースで疲弊する中、彼らの物語に励まされてる自分がいます。