言葉に憧れて
つい先日、この2冊を読んでました。
おいおい、全然傾向が違うじゃないかとなりそうですが案外そうでもないという話をちょっとさせてください。
ひとまず思いつくのは
- 著者はネット・SNSが主な場所
- 著者の言葉は横向き文がメイン
- 励ましが主な内容
- 比喩表現がユニーク
- 専門用語はさほど使っていない
- 姿は公に出していない
こんなところでしょうか。
私個人特に気になったのは普段横向きの文を使う人が本を出すにあたり縦にするとどうなるのか、という点でした。
昔は縦向き文が当たり前で右から読み始めるのがフツーでした。当時の看板や映画のパンフレットも右から読むことを想定してる作りになってます。しかし今は縦向き文よりも横向き文のほうが多くの人にとって馴染んでるのではないでしょうか。
横向きの場合、読む媒体の都合上一文を短めにしないと読みづらいところがあり結果として短くわかりやすくまとめるスキルが問われます。逆に縦の場合は長めになるのでいかに情緒持って表現できるかが味噌になるのではないでしょうか。
お二方の場合は、それぞれの本で縦の文にしつつも「それぞれの文にあるリズムを使って」情緒も含ませつつわかりやすく表現していました。しいたけ.さんは身近なモノで例えることで占いの内容をイメージしやすくし、借金玉さんはカタカナを含めた造語・単語を使うことでその意味を創造することの面白さを発揮しています。実はこれ雑誌や他メディアに掲載されてる時とさほど変わりはありません。
内容が大変参考になったのはもちろんですが、
それぞれの表現の個性や魅せ方がすごいなと改めて思えた本たちでした。
私は日々、「言葉には力があり、刃にもなる」という考えのもと、自分の好きなor推してるモノコトを語るのが好きで少しでも誰かに響いたらという気持ちで勉強……というほどではないかもしれませんがアレコレ模索してるこの頃です。
ありがたいことにビビッと来てくださる方もいればガチすぎて怖がられることもあったり(これはこれで効果はあるんだなという目で見ることはできる)で、言葉って不思議なものだと常々思います。
画像や動画がいち早く注目されやすい一方で、文章で人を惹きつけている人は確実にいます。その方たちはどのような視点を持って表現しているのか、これからもどんどん学んでいって自分の力にしたいなぁ。