海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

知識は武器兼パートナー

久々の読書感想文。今回はこちら

 

知的戦闘力を高める 独学の技法

知的戦闘力を高める 独学の技法

 

 

知ったきっかけはSNSで見かけたことから始まり、そういえばビジネス系?てあんまり読まないしたまには社会勉強として手に取ってみよう、とかなり軽い気持ちでめくりました。本文にも書かれたターゲット層とは異なる且つさほど本をたくさん読むわけではない人種なわたしでもなんとか読みきれたくらいには、わかりやすい内容に感じました。

 

 

この本が繰り返し主張してるのは

  • 独学で社会を生きるべき理由
  • 情報の選び方、保存法
  • 読書術の提唱

 

の3つで、その理由や内容は比較的わかりやすく納得するものはありました。ただそのぶん気になったのは

 

  • ビジネス関係のカタカナ用語が多い
  • これでもかと入る「本」という例

 

この2点。1つ目については著者のステータスや想定してる読者層を踏まえたらしょうがないかなと思うのですが、前半のカタカナラッシュはその分野に関わらないもしくは疎い人にはびっくりするかもしれません。わたしはびっくりしました。

2つ目についてですが、著者がなんらかの意見を掲げる時にその理由として著名人・各分野の第一人者に関する本や言葉を掲げるんですよ。著者のものすごい本の虫っぷり。情報や学びをさまざまなメディア(ポスターから人まで)から受け取ることの重要性を掲げつつ、この本では本から得ていくことを強く勧めています。冒頭にも少し書きましたがわたし自身そんなに本を読まないんですよ。なので、本を読む習慣がさほど強くない人にはちょっとイメージしづらいかもしれません。

 

ただそれだけたくさんの本が紹介されているので「この分野の本を読みたいけどどうしたら?」「この本の記された内容を身につけるにはどうしたら?」なビジネスカタカナ使いにはかなり相性が良く、「これから自分の立ち位置をどうしていきたいかを決めたい」「表現されるものから情報・技術を会得し保存する方法、活かし方を学びたい」は次にいいパートナーなるのではないかと感じました。

 

 

 

そんなわけで今のわたしではカタカナへの抵抗感が先に出てしまい紙をめくるスピードがガクッと落としてしまいましたが、ステータスが変わったり、触れた本から知識を得る必要が出た時に役に立ちそうだな、ということで当分の間は手元に置きたいなと思いました。

そして、もうちょっと本を読む習慣をつけたいなと改めて反省。