海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

ドリフェス !は「新しい明日と未来」を私に見せてくれた

トピック「ドリフェス」について

 

ドリフェス!ツアーの最終公演、横浜パシフィコでのアツいステージを見終え,

先日の発表を聞いたファンの感想です。

 

 

 

 

 ドリフェス

・知ったきっかけ

制作スタッフの何人かが、大好きな作品「アイカツ!」と同じだということと

一部の出演者で特撮出演者がいたこと

それ以外はほぼまっさらな状態で、アニメも1期の7話前後から見始めたという途中参加。

はじめてドリフェス !関係のイベントに参加したのはアルバムRealDream特典から当選したラジオの公開録音。

 

 

 

 

 

 

 5次元アイドルという未知の領域

 

 ステージに立つ彼らからの言葉に「愛」「すごいプロジェクトな立ち会えたこと(滅多なことではないという意味で)」「信頼できるスタッフ」というのが含まれているのが印象的である。

 

 

 昨今の2次元アイドルと全く異なる特徴はいくつかあるが、その中でも大きいのが普段は演じる彼らのステータスが俳優であるということ。大手事務所に所属し、中には特撮やドラマに出演のある人もいるが声の芝居がはじめてなメンバーがほとんどで、ダンスを苦手とする人もいた。

また、関わる役者はメインユニットの5人とライバルユニットの2人で計7人、とコンテンツとしてはかなり少ないのもポイントである。

これによりライブイベントでは5人揃い、2人揃い、又は7人揃いがベースとなっているのだ。

 

 

 アニメやアプリから見える成長

 

 

そんなわけで、アニメ1期はとにかく初々しい。しかし、2期であるRやアプリのイベントごとに追加されたボイスと比べて欲しい。

ものすごく成長しているのがはっきりわかる。

声の芝居は他の芝居とは違った技術があるらしく、某有名アニメ映画で声の芝居に挑戦したある有名役者が「難しい」と答えたほどである。

回をおうごとに、声の強張りがほぐれて、活き活きとした感じがどんどん出ている。もともと特撮を通じて新人役者が成長していく様子を見守るのが好きなのもあって、メンバーの進化や作品に真摯に向かい合う姿にはただただ尊敬である。

 

 

 選ばれた曲たち

 

ドリフェス の特徴として、1つの曲を様々なメンバーが歌うことも多いことも含まれる。

なんかすごくアイカツ感あるな。

ユニットの垣根を変えることもあり、それによる特別感は最高を超えている。パシフィコ横浜で見られたメビレのチヅと勇人コンビ好き円盤楽しみだなぁ。

 

曲といえば、このコンテンツが発表された時の最初の曲がまさかの、のちにトラフィックシグナルとなる3人による「グローリーストーリー」であるというのが驚きだ。様子見の状態で初期の映像を見て思ったのがとにかく

 

渋い。

すぐ下の公式動画を見てほしい。

 

 

www.youtube.com

 

 

後から考えてみた。なぜ一番最初にお披露目した曲がDearDreamのデビュー曲「NEW STAR EVOLUTION」ではないのかを。

 

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 

 

ハマってしばらく経って気づいたのだ。そういえばアニメで最初に登場したレジェンドアイドルの三貴子の一人である三神さんが1番に言った曲がそれだった。そして主人公である奏くんがデビューした時に使った曲もそれだった。NSEは2次元と3次元の両方を示すためのもの。

ロックからバラードまで、爽やかなものからセクシーなものまで色々あるけど、あれが始まりの曲という位置付けにしたドリフェス のセンスにただただ脱帽。

 

 

 

 割と自由な感じのライブステージ

 ミニライブや公開録音、大型ライブまでいくつか行ったが

とにかく彼らは「自由」だなあと実感する。

 

パフォーマンス中にあったアクシデントについて普通にトークの内容に盛り込んだり

誰かがツッコミかボケをかましたら「え?」みたいな雰囲気になったり

などなど、そういうところでいい意味での自由さが見える。

かつて配信されていたドリフェス!研究室はそのユルさが絶妙である。

 

アイドルコンテンツというのは、次元を問わず

世界観を徹底させるために様々な制約やルールがあることを

ファン側で見ても実感する。

わかりやすいのだと発言内容やその順番とか、誰と誰が仲良くしていたほうがいいのかとか、センターをはじめとする立ち位置の意味とか。

これによりグループ内での闘争心やファンの応援する気持ちを高めたりするわけだが、

ドリフェス!は不思議とこのあたりのルールで固められた特有の世界がいい意味で感じられない。

もちろん実際のところは、センターは存在するしトーク内容もキャラの性格も決まっているし歌っている曲や世界のコンセプトははっきりしている。

何故だろうと思ったが、その理由の一つとして単純に

どこもやったことがない分野を、彼らが真摯に進んでいくこと

があるんじゃなかろうか。

 

 

真摯さとは、となると……。

先月行われたKUROFUNEのバトルライブ、そしてツアーラストのパシフィコ横浜

共通していた、ある場面だろうか。

それは演者が最後のあいさつで感極まって言葉が詰まったとき

演者もファンも茶化したり泣かないでーと言わずに、静かに待つ」

という場があったことである。

次の言葉を待つまで、じっとする彼らとファン。

無音というのは、下手したら不安要素となる。

しかしあの空気に不安の要素はなかった。

これが信頼関係ということなんだな、と感動したのを今でも思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

1人が貰った14人の勇気とたくさんの輝き、奇跡

 

ドリフェス !のイベントを通じて様々な方との出会いがあった。

それも「‪誰かにすすめられたわけではなく、なんとなく自分の気持ちを信じて飛び込んだ作品」。だから1人で飛び込んだようなもの。‬もともとイベントに1人で行くこと自体は珍しくなかったが、それでもドリフェス !を知り始めたばかりの頃は、お友達同士で話せる方々を客席などで見ては、羨ましく感じていた。

けれど、ドリフェス !をもっともっと好きになることである力を得られたような気がする。それは「勇気」。アニメで語られる奏たちの言葉、ステージで語られる壮馬くんたちの言葉、‪7人、14人の輝きとか熱意をたくさん受け取ってるうちに、これからが楽しみになる、‬5次元の世界という新しい道を進もうとする勇気が、見えたから。


そうして、イベントに行くことで数々の奇跡を目の当たりにする。
たまたま待機列で一緒だった人とお話ししたり、たまたま隣にいた人と、たまたま同じ店にいた人と、同じ作品を語り合える。それができた。この私が。

ルックスも社交性もまだ強いコンプレックスがあるけど、せっかくの機会だから、とちょっとしたきっかけでこちらから声をかけてみたり、過去イベの感想を語ったり、出演者のことを語ったり手にしてるグッズのことを聞いてみたり。些細なことだけども、そこから優しく答えてくださる皆様の言葉に本当に救われた。ドリフェス !だからこそ出会えた奇跡と思う。


この作品のイベントに足を運んだ方ならわかると思うが、意外とファン層が様々である。俳優おっかけ、アニメ好き、ライブではフェミニンな格好で決める人もいれば、Tシャツやうちわで気合い入れる人とか。男性客もいるし、アイカツおじさんもいるし、客席を見ただけでも興味深い景色が見える。


そんな自由さも伺えるこの世界に触れることができて、本当に良かったと思った。
ありがとうドリフェス!この世界に会えてよかった!だからこそもっと応援して、武道館だけじゃなくて、もっと沢山の新しい明日を見ていきたい。