家族という呪縛と戦う物語
先日やっと見たSTARWARS ep.9を見て
今回の7〜9をまとめるとこんな感じなのかなぁと浮かんだのがタイトル。
私自身映画はどちらかといえば洋画派で、
4〜6は円盤で、1〜3は映画館リアルタイム鑑賞してました。3と4の間となる中間的な作品も見ました。そんな中7以降の話が出ると聞いた時はまぁそりゃワクワクしましたよ。
さてここから先はネタバレ含めた感想です。
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とりあえず、8でやらかしたら諸々をよく回収というかなんとかおさめたよなぁいう印象。おさえるためにとにかく圧縮されまくっててテンポ速くて把握するのにはちょっと時間がかかると思います。
8については最初黙り込んでたけど個人的にはやっぱりレイア姫の宇宙遊泳には流石に「えっ!?」となって後は特に思い出せないという(それはそれでどうなんだ)
レイア姫自身はジェダイではないものの、特殊な感覚は確実に持っているという「神秘性と距離感」が心地よかったのにあのシーンはそれを壊してしまったのがね、本当に許せないんですよ……
9そのものについては
「やっぱりレイとベンはチューする流れなのね!やっぱりな!知ってたぜ!(謎のイキり)」と終盤は謎の高テンション。それこそあの8あたりでだいぶレン……いやベンがねっとりアプローチしてたけど演出が鋭すぎて理解するのに時間かかってしまった。長いこと男女恋愛作品から離れててパシフィックリムの締め方にガッツポーズした人間なもんで……流石に2人が手を重ねるところで「あ、これは恋慕ですわ。欲求ありますわ」と把握して。ただ、ラストスパートでのどんでん返しの連続にはちょっと疲れたし、今回の話で初めてパルパティーンの血筋がサラッと出たから(7にはなかったよな)7〜9の連続性ーーッおイーーーーーーッとジタバタしてしまった。ベンとレイが互いに受容するって話ならわかるけどそれまでの構築!が!ああ!ああーーー!でもベンとレイの関係性にはニヤニヤしちゃった!ああーーーーーーー!!悔しいーーーー!
ベンはパッパとマッマとジッジが正しい方向バリ振り(ジッジはまぁ最終的にはね、ほら綺麗な霊体で出ましたやんか)の正義すぎる呪縛ゆえに、反発心からダークサイドに行き。レイはそうならんやろ、しようと描くものの育てのルーク自身がすげぇ悩んでたり、レイが家族のいない(失った)寂しさゆえんの不安定さ、そして欲求のままに行動しまくる呪縛で「余地」ができてしまった。そんな2つ(2人)の危うさが出会うことで、1〜6には無かった新たなタイプの「交わり」を描いた、この点についてはすごいなとそれは本当に思ってます。
正義と悪の2分割しきれない、複雑な現状を写そうとした、そういうことなのかなとも。
単純に描くテンポというか演出でジタバタしてしまった。まぁそんな感じです。
さてSTARWARSシリーズはその時代の前衛的な部分を描いていると。
オリジナルの4〜6は姫が武器を持って戦う、あたりがそうらしい。7〜9はレジスタンスや連合軍の人員構成が多様だったり、スタートルーパーに女性がかなり起用された(やられるトルーパー達に女性の声がかなり入ってたよね)り、マスクをずっと装着しててほぼor全く素顔を見せない人物がいたり、あと戦いを終えて喜ぶレジスタンス達の中で女性面子同士でキスしてたりとか(違ってたらごめんなさい)気づいたときは「おっ」となりました。
今の私は銃を持つ姫にフーンな感じなので
いつか9で描かれたものも珍しがられずにフーンてなればいいんじゃないかなぁ。
圧縮具合が気になったとはいえ、
フォースを信じない軍官にレンがキレてフォース使うところとかオリジナルをならった演出があったり、したのはよかったよ。
やっぱり8は絶対ゆるさねぇ