海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

生命(いのち)を問うヒーロー、ライブマンを見よう

ライブマン面白っ!

今こそ見ようや!

 

超獣戦隊ライブマン 第01話[公式]https://youtu.be/nnFOhxFOzwc%20%E2%80%AC

 

というのが結論なんですが

以下理由をダーッと語ります。

そんな文です。

 

 

 

ちなみにこれを書いている人は

特撮をしっかり見るようになったのが

仮面ライダーディケイド炎神戦隊ゴーオンジャーあたりと記憶しつつ今も細々と続いている感じです。配信ではカーレンジャーも見てます。カーレンジャーは偏差値が低すぎる意味で面白いのでこちらもおすすめです。

 

 

↓こんな構成です

  1. ストーリーと構成
  2. 起用キャスト
  3. 音楽
  4. バトル演出
  5. 戦隊の歴史

 

 

 

ストーリーと構成

 

ライブマンは初っ端からクッソ重のストーリーです。

もともとライブマンを見ようと思ったきっかけが、ゴーカイジャーのEDで使われた

 

友よ どうして ライブマン

 

このフレーズがどこか引っかかっていて、そんな中で東映公式がライブマンの配信を始めたというので見始めたわけですね。ゴーカイジャーには感謝しかねぇ。あとカーレンジャー配信見たあとこれまた配信でゴーカイジャーのカーレン枠見たけどまあだいたい変わってなくて再び笑うという現象が起きた。ゴーカイジャーには感謝しかねぇ。

 

別の作品の話をしてどうする。

さてこのフレーズの意味は何かと思ったら

初回からクッソ重い理由で殴り付けられるように理解するハメになる。

 

同じ学びの場にいた友人たちが裏切り

悪の組織に入る上

主人公たちを殺そうとする

そして庇った別の友人が命を落とすー

 

これが20何話とかでなく1話というのが恐ろしい

 

でもただクッソ重いだけじゃない。

生命、科学、正義、を問い、そして決して笑えない社会問題の数々も時には真正面に、時にはコミカルに描く。

そして、命や情は人、人形、ロボット、そして怪人にもあることを描く繊細さと大胆さ。

主人公たちは様々な生命と向き合いながら、悪の組織ボルトと立ち向かい、そしてボルトの一員となったら元学友たちもそれぞれ人として葛藤している……

ウマい。とにかくウマい。話が上手い。

キャラの描き方も個性も、世界観やテーマの徹底。それでいて"リズム"があるストーリー。

ウマすぎる。クッソ重いけど。

 

呆然とする中気づいたのは、配信ページ内における、ファンによるコメントのとてつもない熱量。とにかく尋常じゃないので1話で確認してほしい。

こりゃあとんでもない作品に出会ってしまったなぁとなって熱心に見るようになったのでした。

 

 

 

 

起用キャスト

 

戦隊では今でも将来が楽しみな無名新人のキャストがオーディション経由で選ばれ、実際、出演したあと華々しい活躍をされるタレントも結構います。

 

しかしこのライブマンでは当時超売れっ子の若きタレントを3名の戦士の中で2人も起用。そのうち1人は主題歌も歌うんだから華々しさが半端ない。

 

あとすごい人件費!

この作品の珍しさはいろいろありますがやはり敵幹部にいわゆるガワでなく役者そのものがめっちゃ起用されること。

最初に書いた学友たちもファッションやメイクを大きく変えながらも敵として立ちはだかるのですがまぁ華やか。青いアイシャドウを濃く塗っているのが印象的です。

それにしてもはぁビアス様えっちだなぁ理想の上司だなぁ(美しさと声と所作においては)(やり方についてはノーコメント)

 

音楽

 

なんというかね、水戸黄門的な感じがウマい。特定のシーンになると決まった音楽が流れるのですが、シンプルな音の数ながらも癖があり耳に残るものが多い。特にボルト側の音楽ではこれクラシック曲の「火星」のアレンジでは!?なものもあったり、遊び心があります。

 

そして主題歌。これまた印象的なのがAメロに入る直前に響く

テテーン!テテーン!(雄叫び)(トゥルルル)

が非常に素朴ながらも心を掴む構成でびっくりする。

普通なら「テテーーーン!」と一回鳴らして伸ばしたり「テテーーーン、テー(コードを変える)(あるいは強弱をつける)」とかになりそうなもんなんですが

あえてここで同じメロディをもう一回出すうえに昔の曲特有のアー雄叫び、ドラムというのが強烈。

この辺はもっと音楽の素養がある方の解説が欲しいところです。

 

 

バトル演出

 

とにかく火薬と車がすごい!

30年も前の作品なので当然爆発はCGではありません。本物です。さらに

変身後だけでなく変身前である役者さんたちもその爆発をくらうシーンが普通にある

1話でも相当な量ですがその後の話でも度々巻き込まれます。

当時の所属事務所はよく許したなぁと見ているこちらがヒヤヒヤするレベルです。

しかしその迫力あるシーンのおかげで、物語の根底にある命の大切さをしっかり出し、アクションもカッコよさ抜群。

近年の特撮では見かけなくなったカーアクションもゴリゴリでる。

カーアクションって改めて見ると絵としてビシッと来るよね。

あとライブマン単体で見ると、結構しょっぱなからピンチだったり不利な環境に見舞われながらもなんとか挽回しようとするのが基本としてあるようなため、より応援する気持ちが湧いてきます。変身後になるとスーツアクターたちのアクションと若手役者たちの声の芝居による合わせ技が魅力になるわけですがイエローライオンが新人とは思えない発声と迫力でびっくりする。そりゃ今でも活躍するわけですわ。

 

 

戦隊の歴史

 

どうやらライブマン戦隊シリーズで見ると大きなきっかけを、いろいろ生んだコンテンツのようです。

 

わかりやすいのだと

 

ブルーに初の女性起用

同じ戦隊内で用いられなかった黒と緑(追加戦士)

戦士が追加されるシステム

また、作品として珍しいのはやはり

当時の売れっ子を起用したことでしょう。

 

まだまだ他にもあるようですが、

今となってはさほど珍しくない要素も、これだけあるとそりゃ新鮮。

 

 

 

そんなわけでライブマンの配信を見ながら

「すげぇ人件費!ありえん量のリアル火薬!迫力あるカーアクション!人気タレントにも容赦ないたくさんの爆発!ドキドキするスタント!人件費!顔がいい!話がしんどい!でもすごく面白い!」

 

そんなテンションで次を楽しみにしているのでした。

 

 

 

ちなみにゴーカイジャーライブマンの話が出るのは30話、しかもレジェンドゲストとしてイエローが出るということでとても楽しみ!