海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

人を助けるということ

 

どうしたら世の中がより穏やかで平和になるのか、というのをたまーに考えるのですがやっぱり誰かを助けることが重要なのではないかという方向に私は行きます。

 


助けるというと、

  • 怪我をしてる人に手当てをする
  • 物資を必要とする場所へ届ける
  • 怪物に襲われそうなちびっこから守る


そこらへんを思い浮かべますがどれも「ある程度のスキルが必要」なものばかり。
経験に基づく知識、手段、冷静な判断、タイミングあたりを間違えてしまうと相手どころか自分も助からないルートに行きかねてしまいません。


そんな大層なのはちょっと……と過ごす中で真っ先に「これならできそう」と思ったのが


会計の時にお金を出した後

「これ(この金額)でお願いします」と

宣言すること

 

でした。

 


いきなりスケールが変わったので説明させていただきます。
まず結論をいうと

相手に自分の意思をはっきりさせるのも立派な人助けになる
て話です。

 


レジまたは会計の経験のある方ならわかるかと思いますが、支払う人が無言でお金を出してきてそのリズムがあるとき無言のまま止まると「この人は現金で出しきるのか?それとも足りてないのか?もしかしてカードに変えるの?」とすぐには判断がつきません。
もちろん出し方である程度「あ、この人はお釣りを計算してるな」とか「これでシメだな」とかわかるんですが稀に財布の中身を掃除にしに来たのかと言わんばかりの大量の小銭を放ってくる人もいるんです。この時は小銭の数だけ激ヤバな感情が湧いてしまいますね。ハイ。
それでいて会計はただお金の出し入れするだけでなく周囲の状況を確認して人を呼ぶ必要があるかとか、出された金額の正確性を把握するとか一気に色んなことを考えなきゃいけません。その中で支払う人がどんなつもりでいるかなんて、まぁ会計慣れしてる人ならまだしも、レジ担当になって間もない人とか計算が苦手な人にとっては地獄です。ハイ。


そんな地獄を私は経験したこともあって、あるときから支払う時は必ずお金を出し切ったあとに「これでお願いします」と宣言するようにしました。
もちろん、この告げによって相手がどのくらい助かってるかなんて実験したことないのでぶっちゃけわかりませんが、少なくともお金のやりとりという大事なものを担う人に対してコミュニケーションをとったという助けになるし何より地獄を味わったかつての私への救済措置にもなると思ってます。

 


 
意思表示は相手への助けになるってそういうことなんです。ね、単純でしょ?
なんなら、たまたま寄ったラーメン屋で食べたラーメンが美味しかったら帰り際に「ラーメン味めっちゃ好みです!」って言うのも、特定の行事やイベントに対して参加するだけでなく不参加と示すのも、遅れる時に何分ごろ到着がずれるか具体的にいうのも人助けですし、生み出されたモノコトの作者へ感想や意見を伝えるのも人助けです。


伝えるのが苦手だから、あまり言葉が浮かばないからと示すのをためらってしまうこともあるかと思いますが、無反応よりも何か伝えられたことがある方が何百万倍もいいに決まってます。最大の恐怖は無反応です。

 

 

そんなわけで、まずは何か一言言えるようにしておく、のがより素敵な世界への第一歩になるんじゃないかなとコツコツとチリツモでやっていきたい次第です。ちゃんちゃん!