海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

ヲタ活維持は大変です。

 

 

ここ最近、アニメなりゲームなり2次元コンテンツに興味を持ってもアンテナがピンとくる前に「これにハマっても大丈夫だろうか」という

ある種のためらいや警戒心が出ちゃってる日々を実感しています。

 

なぜかというと、作品がたくさんあって選べないから大変というのではなく、1つの作品を把握することすら困難、という話がくるからなんですよ。

 

 

 

ソシャゲが主流となっている今

 

 

とにかく今ソシャゲ、特に2次元アイドルコンテンツがすごい。もう、飽和してるんじゃないですかね。

飽和がずっと続いてるというな。

ソシャゲを通じて男女問わず様々なファンやユーザーからの支持を得たり、他企業とのコラボもするし、CDが発売されればオリコンの上位ランクインも珍しくないし、演者たちによるライブステージではさいたまスーパーアリーナや東京ドームといった大型施設を使われて、たくさんの人が動くレベルにもなったりするからね。

その一方で、稼働期間が2年も経たないまま区切ってしまうものも多くあるのが現実です。

そんな中でもまだまだ2次ドルやそれ関係のは新しく生まれてるという。 

でもこれは2次ドルに限らずいろんな分野で言えてるんですよね。

 

 

ちょっと話がそれたので

具体例として「超人気のソシャゲアプリ」を例として今時のコンテンツがどれだけの商業展開されているか、を図にしてみました。

f:id:en_akira:20181118191613j:image

同じ言葉を複数使ってますがだいたいこんな感じじゃないでしょうか?

パッと思い浮かぶのはこれくらいなんだけど、

グッズに至っては

 

  1. ブラインド商品(開けるまで中身は不明)
  2. ステージイベント限定
  3. アニメショップ、コンビニ、書店などの店頭販売
  4. Webショップ、通信販売限定
  5. ゲームセンター限定
  6. フード系コラボ(カフェ)
  7. アパレル系コラボ
  8. 特定のイベント限定コラボ(コミケや複数の作品が関わる大型イベントなど)

 

今のところ思いつく限りこんなところだがまだあるかもしれ……

いやいやこれ全部把握厳しいって!

時間と金と体力が無限にあっても無理っしょ! 

としか。

 

別に全部把握する必要はないでしょう?という声も出てきそうですが、宣伝がめちゃくちゃ上手くてノウハウがある程度持ってるところだとうまーく誘導してるんですよ。(言い方悪いですけど大事なことなので褒めことばです)それで無意識で「あれもこれも知りたい!」という焦りをヲタクに駆り立てたり、ヲタク特有の「これは手元に欲しい」欲求とイコールになるようにしてるんです。

なので感覚を間違えると幸福感というより追いつけないストレスやオタクとしてのステータスに不安を感じやすくなっちゃうんです。

 

そのため「このコンテンツは何を売りにしてるのか」をすごく気にするし声の演者だけでなく制作スタッフのことも気になって調べるし、超メジャー作品の場合は「人気の理由はなんなのか」もそれなりに調べたりします。

そんなこと気にするのかって?気にせず飛び込んだら財布の中とメンタルが晩年厳冬に成りかねないんですよ。

 

 

 

焦りの理由

 

なんでそんな焦るんだろねっていうと、今の二次元コンテンツ(アニメとかゲームとか)は「早く、たくさん作って」「短期間に集中する」のがデフォになっていると思うんですよ。感覚的なアレですけど。

ソシャゲ内におけるイベントも期間が限られるし個人的には1ヶ月はほしいし、缶バッチやストラップ系も中身が見えたりすれば「じゃあこの日にこれを買おう、遊ぼう」てスケジュール組んだりできるけどいかんせん買わなきゃわからないし、欲しい人のところに届かなかったらやだなって気持ちになってしまう。

つまり待ったり長考することが極めて難しくなってるんですよ。

 


比較は慎重に

 

ここ最近ちょっと気になるのは、同系統のジャンルの作品いくつかを比較する言動、「AはBより◯◯という理由で面白い」と言った表現。これ、気を付けなきゃなーって感じるこの頃です。

というのも、「AはBより◯◯という理由で面白い」て言い方はAを褒めてるようで、実はAもBも褒めてないように思えてしまう。

「いやAとBどっちも好きだしそれぞれ良さがあるのに」とわりかしショックを受けたことが私にあった、てのもあるんだけど気にしすぎですかね。

基本的にコンテンツの良さはそれぞれ共通点はあっても必ず1つはオリジナリティがあるはずなんですよ。そこを売りにしてるはずで。その部分を見出していくのも楽しいんじゃないかと思うんです。だから比べる必要はないというか。

ひとまず特定の作品を褒めたいなら他の名前は出さずにとにかくそれの良さをピックアップするというやり方もいいんじゃないかなって気がします。

 

 

 

あえて絞ることのススメ

そんなわけで私自身、何かハマる時やオタク活動する時あえて制限したり自分の中でルールをつけてます。

買うグッズはこういうもの、とか参加するイベントの内容はこの系統にする、とか。

なぜこんなことするかというと自分を守るためです。

正直そりゃ好きなものについてはあらゆることを知りたくなりますよ。けれど知りたい気持ちを強めれば強めるほど、それが難しくなった時に自分を許せなくなって苛立ちが強くなるんじゃないかって怖くなる。

だからあえてセーブするというか。

ルールづけることで自分は今把握してるのはこの程度だから、わからないことがあっても手にしてないグッズがあってもしょうがないという、自分で自分に手綱をつけてる感じですね。

 

この世界で 生きる

 

ここまで書くと、そんなのはオタクとはファンとは言えないとかヌルいというのも出てきそうですが自分(の心身の健康)あってこそのオタク活動と思うんです。自分の体もメンタルがイキイキできてこそのオタクでありたいんです。

歳を重ねたらどうしたって活動範囲に限界くるし記憶もあやふやになる。それなら自分にとって楽しいと思えるモノや思い出に囲まれていられる環境で過ごしたい。今の世界でそう生きていきたいなら、絞るなり取捨選択するのは決して悪いことじゃない、むしろ大事にしていくべきじゃないかと思います。