海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

モテを考える、それは自分との戦い

本屋でふと見かけて思わず手に取ってしまったのがこちら。 

 

 

 

 

 

もともとコミックエッセイを読むのが好きなのですが、この、色々と胃がキリキリするタイトルと概要に惹かれて思わず手にとってしまいました。

だって「モテ」ですよ。「モテ」て。

フェミニンな女性が織りなす小悪魔的なモテとは明らかに違う感じがかえって興味深い。手にとって読むと、やはり最後まで胃がキリキリした。ああ、リアルだ。なかなかリアルだ。まあ最後まで読み切れたし、とりあえず思ったことを書いておきましょう。

 

 

 

 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

第一関門  そもそもモテの定義ってなんだ

恋愛活動・指導本やSNSではほぼ出てくるであろう「モテ(る)」という言葉。

そもそも「モテ」ってなんだろう? 

 さっそく検索してみよう

d.hatena.ne.jp

 

なるほど、複数の人からということなんですね。

全然イメージが湧かなかったです。作者のことを全く笑えません。

これはかなり難易度が高そう。

 

 

 

第二関門  理想の相手をイメージせよ

 

この本の後半あたりで、「具体的にどんな人と付き合いたいか」を考えるシーンがあります。そこから、様々な行動をしてぶつかりつつも、話が進むような展開になっているのですが、実は別のコミックエッセイでも同じようなことをした結果、自分に合う相手を見つけた、という流れになってるんです。となるとこのやり方はなかなか信ぴょう性が高いのだろう。うん、やってみよう。 

 

……………。

具体的にイメージするの、けっこう難しいな?

……時間のある時にしてみたほうがいいかもしれない。

 

 

第三関門  手間をかけるべきところ

 

 

作者は「モテ」を考え、友人への相談から断食修行までいろんなことをやってます。この行動力と挑戦したこと自体かなりすごいしとても参考になったのですが、一番気を付けなければいけないのは「とにかくお金はかかる」ことなんですよね。

イベントへの参加、服 の購入、メイクレッスン、美容や化粧品関連、……こう書いただけでも真顔になるレベル。シャレにならないですよね、これ。

しかし、やってみなければわからないことも多々ある「モテ」。ここを惜しんでもしょうがないのかなあ。

 

しかし、作者がぶち当たる壁の一つに「心を開く」というのがあったんですけど、まあ笑えないですよ。いやクスっとはしたけど「あーーーそうなりますよねーーーですよねーーー」て一目を気にしなくていいならその場でゴロゴロしちゃいますよ。結局そこなんだよなあってどれだけ道具に金を出したって結局は外にきちんと目を向けているかどうかなんだなあってぶん殴られたような感じですよ……ハッとしちゃいますね。

泣いてませんよ。泣いてませんからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

結果としては、「かなり参考になりました。というかわかるってなるところがありすぎて辛い」に限ります。続編があるということなので、楽しみにしております。